大きさの違い

ウイルスは約0.1μm(マイクロメートル)、細菌は約1~10μmで、10~100倍の違いがあります。※1μmは1mmの1000分の1。

一般的な不織布マスクの穴は約5μmなので、細菌やウイルスはすり抜けてしまいます。ただ、唾液などに含まれるウイルスが飛沫によって拡散されるのを防ぐため、感染拡大を予防する意味合いがあるといわれています。

細菌の特徴

細菌は、1つの細胞からなる単細胞生物で、自力で分裂して増えます。

細菌が引き起こす病気の代表例

膀胱炎(大腸菌)、食中毒(サルモネラ属菌)など

菌が引き起こす病気には抗菌剤が効きます。
菌の構造を壊したり、増殖する仕組みを妨害することで、症状を抑えます。

ウイルスの特徴

ウイルスは自分で細胞を持ちません。そのため、人や動物の体の細胞の中に入り込んで、自分のコピーを大量に増やします。入り込んだ細胞を破壊すると外に出ていき、他の細胞に入り込んで破壊しながら増えていきます。

ウイルスが引き起こす病気の代表例

インフルエンザ、感染性胃腸炎(ノロウイルス)、水ぼうそうなど

いくつかのウイルスには特効薬がありますが、数は多くありません。
ウイルスは構造がシンプルであるため薬の標的が絞りにくいこと、また生き物の細胞の中に入って隠れてしまうので、細胞に影響を与えずウイルスにだけ効果を出す事は難しく、特効薬の開発が難しいといわれています。

ウイルスには、「エンベロープ」と言われる脂質性の膜に覆われているタイプと、覆われていないタイプがあります。
エンベロープはアルコールや石鹸で破壊されるため、インフルエンザウイルスなどのエンベロープを持つタイプのウィルスには、アルコール消毒や石鹸での手洗いが有効です。
ただし、エンベロープを持たないタイプであるノロウイルスやロタウイルスの感染は、アルコールや石鹸では防ぐことができません。

感染経路と予防対策

主に「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」の3つが挙げられます。
菌やウイルスの特徴により有効な対策は異なりますが、代表的な対策としては、「手洗い」「消毒」「マスクの着用(拡散防止)」「換気」などがあります。

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